脳の性質を利用した、観察力を身に付け、鍛える方法

皆様、こんにちは。

元探偵、略して「モトタン」のブログへお越しいただき、

ありがとうございます。

 

皆様は、探偵と聞けば、どんな能力を思い浮かべますか?

抜群な推理力でしょうか?

凄まじい発想力でしょうか?

他に類を見ない観察力でしょうか?

これらは、体を小さくされた高校生や

名探偵のお孫さんが持っていそうな能力を挙げてみました。

ちなみに、私は、名探偵のお孫さん派です。笑

 

さて、今回はこれらの能力の内、誰でも観察力を身に付け、

さらに磨いて鍛える方法をご紹介したいと思います。

 

カラーバス効果

まず、観察力を鍛える方法をお伝えする前に、皆様は「カラーバス効果」というものを聞いたことはあるでしょうか?

心理学で用いられる言葉ですが、

これは、「あることを意識することで、それに関することが無意識に自分の手元に入ってくる」という現象のことを言います。

本来、色の認知で使われていますが、色だけではなく、数字や言葉、物等の意識することに対して起こるものです。

つまり、自分が青色を意識すると、自然と青色の物が目に付く、というものです。

小さい頃、色鬼をした時、対象の色がよく目に付いていた、という経験はないでしょうか?

それがまさに「カラーバス効果」だったというわけです。

これは、特定の事象を意識することで、五感で得られた情報から意識した事象のみを積極的に認識するという性質を脳が持っているためです。

 

観察力を身に付けて、鍛える方法

この「カラーバス効果」を利用すれば、誰でも観察力が身に付き、

いくらでも観察力が鍛えられます。

方法は簡単です。

自分の中の「意識する事象」を増やしていけばよい、ということです。

(私は、この「意識する事象」のことを、アンテナと呼んでいます。)

アンテナを増やせば、「カラーバス効果」により、無意識に自分の手元に入ってくる情報が増えていくという理論です。

例えば、女性が合コン等で年収の高い男性を見つける場合、靴と腕時計のブランドというアンテナしか持っていない女性と、それに加えて、ジャケットなどの服に関するブランドのアンテナを持っている女性では、後者の方がより年収の高い男性を見つけられるというものです。

私は、このアンテナを増やすため、調査員時代には心理学やプロファイリング、バーバルコミュニケーション・ノンバーバルコミュニケーション等の人間の心情や行動に関する書籍を読み漁っていました。

そのため、表情に関するアンテナ・ちょっとしたしぐさや行動に関するアンテナを身に付け、観察力を磨き、鍛えていました。

私は、「カラーバス効果」を利用して、観察力を身に付け、さらに磨いて、鍛えていました。

 

専門的な書籍を読んでまで観察力を鍛える必要はありませんが、人を観察するアンテナを少しずつ増やし、観察力を鍛えてみてはいかがでしょうか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。